夏の甲子園16強入りした、盛岡大付(岩手)の高校通算64発スラッガー・松本龍哉内野手(3年)が7日、東都大学リーグ1部の青学大に合格した。

「最初のスタートダッシュで遅れないように、準備していって1年春から試合に出場したい。4年後は大卒プロ入りを目指します」と気持ちを引き締めた。

今夏の甲子園では、沖縄尚学との2回戦で4安打をマークするなど、全3試合で12打数6安打。打率5割と打ちまくった。「甘い球を仕留める力がついてきてファウルを打たなくなった」と成長を実感した。現在は木製バットを振り込み、定位置の三塁の守備練習にも精力的に取り組み「個人で練習できる時間が増えたので、自分に必要な練習ができている」と、充実した表情で話した。

関口清治監督(44)から教わった「随喜」の言葉が、今も心に残る。松本は「(関口監督に)3年間指導してもらって、『随喜』の言葉が心に響きました。『他人がヒットや本塁打を打ったときに、チーム全体で喜べる集団になれ。他人の幸せを自分のようにうれしがれ』と。大学でも大事にしていきたい」。恩師の教えを胸に刻み続け「戦国東都」で飛躍する。