桐光学園は2年生右腕・中平陽翔投手の好投で、4大会連続(20年はコロナ禍で中止)の決勝進出。春季関東大会出場(5月21~29日、栃木県)を決めた。
直球がさえた。先発の中平は「今日は変化球が入らない」とわかると、すぐさま直球中心の投球に切り替えた。微妙に間を取り打者のタイミングを外し、打たせてとる投球。
7回2死二塁のピンチにも、力のこもった直球で空振り三振。「この直球が、よかったです。絶対に抑えて流れがいかないように、と思って投げました」。後半でも球威が落ちない投球で、7安打3三振で8回完封勝利(コールド)だ。「今まで、(エースの)針谷さんに頼りっぱなしだったので。取り返すことができるように頑張りたかった。よかったです」と安心した表情を見せた。
汚名返上のマウンドだった。今大会は背番号1のエース番号で始まったが、調子が上がらず、準々決勝の横浜戦から背番号10に。代わって背番号1を背負った針谷隼和投手(3年)が好投を続け、チームを準決勝まで導いた。「悔しかったです。でもまだ大会中。関東大会出場、そして優勝に向けて、今は頑張るしかない」と、短い期間で調整。今冬、練習してきたフォームの体重移動を見直し、気持ちを切り替え臨んだ。
関東大会出場がかかる大一番で、結果を残した。「関東大会優勝を目指しています。その通過点として、貢献できてよかったです」。春のエースの復活で、桐光学園は頂点へ向け、力強く前進した。【保坂淑子】

