1975年(昭50)以来、48年ぶりの聖地を狙う興国が快勝で5回戦進出を決めた。
初回、先頭打者の平野雄大外野手(2年)が中前打。「試合前から初回が大事で絶対に出ろと言われていた。気持ちを入れて打席に入りました」と出塁すると、すかさず盗塁を決めチャンスメーク。2番打者の安打で本塁に生還し、8球であっさり先制点を奪う。その後も打線は12安打9得点とつながった。
守備でも好守でリズムを作った。3回に平野が一塁走者の三塁進塁をワンバウンドのストライク送球で刺した。「ボールが来る前からサードを狙っていた。ノックの成果が出た」とピンチの芽を摘んだ。4回には白川聡一朗外野手(2年)が前進してダイビングキャッチ。1日2時間を守備練習にさくほど、守りを大事にして試合を引き締めた。
元ロッテで18年8月に監督に就任した喜多隆志監督(43)は「守り中心にこだわってやっている。強豪校とすると守備から崩れて大量失点して5回や7回で終わる可能性が多い。勝機を作るために守備を鍛えることにこだわっている」と意図を説明。平野の好送球も「こっちからすると想定内。普段通りやってくれた」と手応えを感じている。
先発の上田悠斗投手(3年)も7回無失点。「よく投げてくれた。完投しろと約束していたので、その約束を果たしてくれた」と期待に応える好投。ここまで複数の投手を投げさせながらの勝ち進みに「守りのチームなのでピッチャーがしっかりやってくれないとゲームを作れない。しっかりやってくれている」と振り返った。【林亮佑】

