前橋商(群馬)が決勝で桐生第一を逆転サヨナラで下し、13年ぶり6度目の夏の甲子園出場を決めた。
打線は3回に金子蒼生(あおせ)内野手(3年)の犠飛で先制した。しかし先発のエース・坂部羽汰(うた)投手が5回に失策で同点に追いつかれると。7回には安打と失策が絡み勝ち越しを許す。
反撃したい打線は1点ビハインドの9回裏に2死二塁から9番・庭野涼介外野手が中前に適時打を放ち同点。さらに打線がつながり、サヨナラ勝ちで聖地への切符を手にした。
母校を率いて頂点に立った住吉信篤監督(49)は「信じられないぐらいの力を、選手たちが発揮してくれました。すごいです」と興奮気味に話した。公立校としては、11年ぶりの優勝。「私学優勢と言われる中で、選手たちが一生懸命練習して、甲子園に行けると証明してくれた。感謝しています」と話した。
真藤允宗主将(3年)は「夏は監督を甲子園に連れて行くという強い思いだった。達成できてよかったです」と涙。スタンドの大勢のファンから声援を受け「応援のおかげで助けてもらいました。感謝しています」と話した。
◆前橋商 1920年(大9)、前橋市立商業として設立された公立校。34年に現校名。生徒数は826人(うち女子は267人)、野球部は1920年に創部で部員数は78人。甲子園出場は春3度、夏は6度目。主な卒業生は漫画家のあだち充、巨人井上温大。所在地は前橋市南町4の35。中村清志校長。

