第105回全国高校野球選手権記念大会が6日、甲子園で開幕する。花巻東(岩手)は8日の初戦で宇部鴻城(山口)と対戦。花巻東・佐々木洋監督(48)と宇部鴻城・尾崎公彦監督(53)が4日、甲子園で監督対談を行った。
-相手校の印象は
佐々木監督 何試合かビデオを拝見させていただいたんですけど、本当にピッチャーが素晴らしいボールを投げ、安定感がありますし、左バッターを中心としたバッター陣も非常に良くて、東北ではなかなか見ることがない素晴らしいチームという印象ですね。
尾崎監督 全国の野球ファンのみならず、すべてが知っている佐々木麟太郎君が中心の打撃も、投手陣もたけている有名な花巻東さんですので、隙のない強豪校というふうに見ています。
-相手校の警戒選手は
佐々木監督 昨日、初めて試合を見させていただいて、ピッチャーの浅田(真樹)君ですね。うちはサイドが苦手で、サイドと聞いただけで嫌だなと思っていたんですけど。ピッチングを見たら、プレートをけっこう一塁側から投げているサイドのタイプで、右バッターに食い込んでくるような珍しいタイプで、左も逃げていくような、見ていて非常に打ちにくいんじゃないかなという印象がすごくあり、どう対策するか、攻略するかがすごく大事になると思います。今までに見たことがないようなタイプのサイドのピッチャーなので、対策したいと思っています。
尾崎監督 当然、佐々木麟太郎君ですよね。でも、彼だけ注意していると、とんでもない打線だと思います。熊谷(陸)君を中心に左バッター陣は特に逆方向の打球が素晴らしいですし、右バッター陣も北條(慎治)君も千葉(柚樹)君も長打力のある選手がゴロゴロいて、どうやってこの打線を抑えようかなという打線だと思います。プラス、ピッチャー陣も多彩な多様な投手陣がそろっていて、特に小松(龍一)君ですかね。非常にストレートが強いですし、攻略するのは大変だろうなと思っています。
-自チームでカギになる選手は
佐々木監督 主将の千葉(柚樹)ですね。柚樹はいろいろ苦しんできたところもあるので、彼が出てくると得点が上がるんじゃないかと思います。
尾崎監督 うちはやっぱり大川(快龍)ですかね。キャプテンですし、攻守ともに中心的な選手ですので、1番バッターを打つことになると思うんですけど、彼の働きが勝利に非常に関わってくると思っています。
-理想の試合展開は
佐々木監督 うちもそうそう点数を取れると思っていないので、3-2とかそういうふうなところで、失点をとにかく抑えていきたいと思います。四死球やエラーがカギになると思います。
尾崎監督 うちはロースコアじゃないと勝機がないと覚悟を持っていくつもりです。佐々木(麟太郎)君だけじゃなくて、全員が能力が高いですし、つなぐというふうな打線で止められない打線でもあるので、何とかバッテリー中心に予選のような戦い、粘り強く守り抜きたいと思います。
-初戦への意気込みは
佐々木監督 しばらく甲子園に来て勝てていないので、一戦必勝で勝ちにこだわって、1回戦に臨みたい。全力でいきたいと思います。
尾崎監督 当然、山口県を出たときから全国に挑戦するという気持ちで来ましたので、山口県の代表校らしく、伸び伸びと存分に暴れてもらいたいというふうに思っています。

