履正社の勝負手は決まらなかった。

3回に1点勝ち越してなお1死一、三塁。初球のセーフティースクイズがファウルになると、2球目に三塁走者がスタート。打者西田は高めの変化球をスイングしたが空振りした。リスクの高いヒットエンドランで一気に突き放しを狙った。ここ一番に備えて密かに練習してきた作戦。多田晃監督(45)は「センバツで負けてからそういう野球もやろうと。今日は攻めていこうと話をしていた」と悔しそうに話した。