日本が宿敵韓国を撃破して、開幕2連勝を飾った。1-2の2回に同点としてなおも2死三塁から1番岡部飛雄馬内野手(3年=敦賀気比)が右前に決勝打。韓国の最速157キロ右腕を打ち崩して逆転勝ちをおさめた。先発の末吉良丞投手(2年=沖縄尚学)は1点リードの2回に一時逆転を許したが、4回4安打2失点と粘投。地元開催の世界大会で勝利に貢献した。
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日本打線が快速右腕をのみ込んだ。1-2の2回。同点としてなおも2死三塁から岡部が高め149キロを引っ張り込み右前に勝ち越し打。「前の坂本が何とか転がして1点を取ってくれたので、何とか続こうと思って振った」。大歓声に包まれながら右手を挙げた。
韓国先発は157キロのエース右腕、パク・ジュンヒョン(18)。今年の韓国プロ野球ドラフトで全体1位指名候補だが、初回から内野安打で1点をもぎ取り先制した。2回に逆転を許したが、打線が直後に反撃。150キロ台を連発する快速右腕から、3安打を集めて2得点。最後は岡部の一打でマウンドから引きずり下ろした。岡部は初回の第1打席でも左飛だったが、153キロをコンタクト。「最初から数字ほどの速さは感じていなかった」と冷静だった。
身長165センチながら、木登りや山登りで運動神経を磨いた。小学生の頃から父烈雄(れお)さん(43)と名前の由来の「巨人の星」さながらのノックで鍛えた。父いわく「小さい頃からめちゃくちゃ強気」という性格で注目右腕を沈めた。
小倉全由監督(68)も「やっぱり向かっていきますからね。岡部はやっぱり切り込み隊長としていい」とリードオフマンとして信頼を寄せる。7番に入った高畑は3安打1打点で「初めてのスタメンだったので、すごい気持ちが入っていた。いい準備ができていた」と光った。
韓国撃破で開幕2連勝。岡部は初戦のイタリア戦でも1番で1安打3四球で全打席出塁と役割を果たしていた。「1番に起用してもらって、何とか出塁をと思って打席に入っている。気持ちを切らさずに、明日からもやっていきたい」。頼れる切り込み隊長がチームを勝利に導く。【林亮佑】

