<高校野球宮城大会:東北学院榴ケ岡3-1仙台三>◇11日◇2回戦
来年度から男女共学になる仙台三は、東北学院榴ケ岡に1-3で敗れて初戦敗退。男子校野球部の46年の歴史が終わった。
「男」の文字が映える千羽鶴の前で、男だけの夏が終わった。仙台三は、仙台二に続き、来年から男女共学となる。63年創部の伝統校は、男子校として最後の夏を迎えたが初戦敗退。それでも、9回113球を投げきったエース小岩洋介(3年)は「最後まで投げたことで(学校や監督に)恩返しを果たせたと思う」と涙をこらえて話した。
共学化にともなう校舎の改築により、昨秋からグラウンドが内野のスペースしか使えなくなった。ソフトボールを使用しても、打球は工事現場へ飛び込む。仙台育英や泉松陵、多賀城と他校のグラウンドを借り、楽天球団職員が同校OBという縁もあり、6月にはKスタ宮城でも練習した。しかし、打線は5安打1得点でマウンドの小岩を援護できなかった。それでも、高橋秀夫監督(45)は「みんな文句をひとことも言わずに頑張ってくれた」とたたえた。
スタンドも伝統の応援歌を熱唱した。来年からは女子生徒も含めた応援となるが、後藤悠斗団長(3年)は「伝統は守っていきたい」。小岩も「応援はどこの学校よりも負けていない。力になりました」と、伝統を誇りに感じていた。【由本裕貴】

