阪神一二三慎太外野手(22)が、島袋洋奨投手(22)に6年越しのリベンジを果たした。

 2010年夏の甲子園決勝で投げ合った一二三(東海大相模)VS島袋(興南)が、甲子園から約3キロ離れた鳴尾浜を舞台にプロで初めて実現。打者転向の一二三が、9回から登板した左腕の147キロをライナーで中前にはじき返した。

 甲子園決勝では島袋から3打数1安打したが、1失点完投の島袋に対し、自身は6回13失点と崩れて準優勝。「ネクストの時から、絶対打ったろうと思った。僕には真っすぐしか投げて来ないと思ったから、1、2の3。“俺の勝ちやな”と後でメールしときます」と会心の笑顔だ。試合前には島袋から「(母校の)相模、優勝するんじゃない?」と声をかけられ、「するで~」とにっこり。スポーツ飲料のアミノバイタル150本を差し入れ、20日に仙台育英との甲子園決勝に臨む後輩たちに「ぜひ優勝してほしい!」とエールを送った。