5年ぶりにDeNA復帰する古村徹投手(25)が26日、横浜市の球団事務所で入団会見に臨んだ。育成登録だった14年以来の“出戻り”。年俸600万円、背番号67を背負い1軍デビューを目指す。(金額は推定)

古村が、DeNAに5年ぶりに復帰する、14年まで育成登録を含めて3年間所属。1軍での出場は1度もないまま1度は現役引退し、独立リーグを経て再びプロの門をたたいた。再出発に際し「次こそはチームのために活躍したい。投げている姿をファンに見せられるようにすることが、何よりも目標」と、笑顔を見せながら宣言した。

遠回りとは思っていない。12年の入団当初は、左肩痛で思うような投球ができなかった。不完全燃焼のまま再挑戦した独立リーグ・富山ではサイドへ転向。筋力アップと同時に、以前は130キロ台だった球速も最速150キロをマークした。「150キロが出たことで、やってきたことが無駄じゃないと分かった。でもまだ成長できることを信じてやっていきたい」。中継ぎ左腕として、1軍登板を目指す。