ソフトバンク武田翔太投手が28日、ヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み500万円ダウンの年俸8500万円プラス出来高払いでサインした。

今季は開幕ローテ入りしたが、不調で2軍落ちも経験した。終盤はプロ入り後初めて中継ぎに回り、CSや日本シリーズでも好投した。「今年はぼくの中では勉強の1年だった。今年の不調がなければ来年、再来年に新しい自分になれないと思った。苦しかったことを受け止めて、来年、日本一になれるようチームの力になりたい」と話した。

7月、北九州での西武戦が転機となった。プロ入り最短の2回7失点でKOされ、2軍に降格した。「今まで考えてたことを全部捨てちゃおう。ゼロから新しい自分を見つけよう」と割り切った。2軍でフォームを見つめなおし、手ごたえをつかんだ。「野球やってて楽しいなと久々に思えている。プロで初めて」と12月も連日ブルペン投球しながら、巻き返しの来季に向け取り組んでいる。(金額は推定)