ロッテは22日、翌23日からの西武2連戦のため高知入りした。

「3番二塁」が定位置の中村奨吾内野手(26)もパ覇者との対戦に意欲を燃やした。中村奨は昨年、両リーグ最多となる22死球を受けた。今季も沖縄での練習試合5試合ですでに3死球。「今の時期の死球は困る」と苦笑いしつつ「シーズン中はしっかり踏み込んで、当たったら仕方ないくらいの感覚でやっている」という。

「よけるのはよけているんですけど、反応がよけるよりも打ちにいくことを優先しているので、少しよけるのが遅くなって死球になる。シーズン中も当たらない方がケガのリスクも少ないし、いいこと。でも死球が怖くなって踏み込めないのが一番ダメだと思う」。今季も持ち前のガッツでどんどん打ちに行く。

中村奨は練習日だった21日も、しっかり踏み込んで右方向へ強い打球を連発した。「逆方向に強い打球が打てれば、試合でも多くの球に対応できる。意識してやっています」。去年は打率2割8分4厘、8本塁打、57打点。「全然まだまだいけると思っていますし、上を目指してやっていかないといけない」と力を込めた。【千葉修宏】