オリックス山本由伸投手(20)が、7回1失点の好投で令和初勝利となる2勝目を挙げた。5回2死からの大田、近藤の連続二塁打による1失点に抑え、チームの連敗を4で止めた。

新元号1勝だ。4月11日のロッテ戦で先発転向初勝利を挙げて約1カ月。2勝目は遠かった。8回まで1点以下に抑える好投を2試合続けても、打線の援護がない悪循環が続いていた。「今日は早いうちから点取ってもらったんで、守りきろうと思って投げました。こういう勝ちをきっかけに連勝できていけたらなと思うので、チーム全体で勝てたらなと思います」と大城がくれた2点に感謝した。

顔つきも体つきも少年らしさを残していた昨年から、明らかに体の厚みが増した。「(身長、体重の)数字が同じでも、体つきが変わったことは高校時代にもありました。今は、大人の体になっていってるんだと思います」。先発の一角を担う気概がある。「守りに入ったピッチングはしたことがない」と言いきる強い気持ちに導かれ、山本は成長を続ける。【堀まどか】