去就が注目される中日松坂大輔投手(38)が1日、ナゴヤ球場で球団から意思確認を受けたことが明らかになった。

中日加藤宏幸球団代表(60)が「松坂君に会いました。彼の意思を確認したかったから行った。彼は現役を希望している」と、話した。

10分程度の意思確認だったが、「(現役続行への強い意志は)あった。やりたいという気持ちは分かった。彼は日本球界にとっては大事な選手」と、同代表はレジェンドの現役続行への意欲は受け止めた。しかし、来季の戦力として契約するかは別問題を強調。「来季に関して白紙。現場と(来季の)編成をするときにどうなるかは(わからない)」と続けた。

松坂は、現在右肘炎症でリハビリ中。同代表は9月中旬のウエスタン・リーグ実戦復帰後に会談する予定だったが「(松坂の去就に関する)報道が出ていて、待っていられないと思っていった」と急きょ前倒しして行われた。与田監督を交え、ドラフト戦略を含めた9月中に開催される編成会議で松坂の処遇が判断される。

今季の松坂は春季キャンプの右肩炎症で出遅れ。7月16日阪神戦で今季初先発し5回2失点にまとめたが、同27日DeNA戦でプロ最短1/3回8失点と炎上して2軍降格していた。