巨人菅野智之投手が下半身を痛め、2回4失点で緊急降板した。1回は10球で3者凡退に打ち取ったが、2回に異変が起きた。

3連打で無死満塁のピンチを招くと、中犠飛で同点とされる。続く加藤への2球目。内角へ140キロのツーシームを投げ終えると、左膝を両手で押さえ、右足の裏でマウンドを蹴るようにして顔をゆがめた。8球目、加藤の一塁方向への打球に対してベースカバーが遅れ、マウンドにトレーナーが駆け付けた。

2回は投げ終えたが、44球で降板。原監督は「正常ではないということでしょう。明日様子を見てですね」と次回以降の登板について慎重な姿勢を見せた。菅野は試合後、歩いて球場を後にした。自身の状態については「普通じゃないということです」と言い、ベースカバーの際に痛めたかという問い掛けには「詳しいことは言えないです」と話すにとどめた。

次回登板は中5日で、優勝を争うDeNA戦の初戦予定だったが、離脱となればローテーション再編が必要となる。エースのアクシデントでチームは今季5度目の4連敗。原監督は「新潟、群馬のジャイアンツファンにあまりいいゲームを見せられなかった。これをバネに明日からまたしっかりといきます」と言った。