復帰1年目の巨人原辰徳監督(61)が、球団ワーストタイの4年連続V逸したチームを再建。14年と同じ横浜スタジアムで5年ぶり37度目のセ・リーグ優勝を決めた。

▼巨人が14年以来、5年ぶりセ・リーグ37度目、1リーグ時代から通算46度目のリーグ優勝を決めた。巨人の連続V逸は4年が最長で、1リーグ時代の44、46~48年(45年は戦争でリーグ戦休止)と2リーグ制後の03~06年、15~18年の合計3度あったが、2リーグ制後の2度はともに原監督がV奪回し、ワースト記録を止めた。

原監督は通算8度目の優勝。2度ユニホームを脱ぎ、同一球団の1次、2次、3次政権で優勝した監督は初めてだ。優勝回数は西本監督、森監督に並び5位タイとなり、セ・リーグで8度は巨人で11度の川上監督に次ぎ、巨人で8度の水原監督に並んだ。原監督は通算13年目。8度目の優勝は森監督の9年目、水原監督と川上監督の10年目に次いで早く、8度以上優勝した中で通算のV率が5割以上は川上監督、森監督、原監督しかいない。また、原監督は7月30日に史上13人目の通算1000勝を達成。1000勝を記録した年にVは62年東映の水原監督、97年ヤクルトの野村監督に次いで3人目だ。