オリックスのルーキー頓宮裕真内野手が、昨年ドラフトから約1年後、捕手で実戦デビューを果たした。

社会人のシティライト岡山との練習試合に6番捕手で先発出場。1度も後逸するシーンはなく、榊原、本田、左沢をリード。盗塁阻止の機会はなかったが、3回に二塁走者をけん制するなど、強肩と落ち着いたプレーをみせた。6回の守備で交代。大学時代以来のマスクを「1年ぶりだったので、ちょっと緊張しました」と笑顔で振り返った。

持ち前のパンチ力を生かすべく、プロ入りを機に内野手へ挑戦した。5番三塁で開幕スタメンを勝ち取ったが、7失策を記録するなど守備でのミスが目立った。悩んだ末に、6月に球団へ捕手へのコンバートを志願した。「僕の人生なので、後悔しないように。勝てるキャッチャーになりたい。なおかつ打てればと思います」。来季は捕手登録となる。原点に立ち返り、正捕手の座を奪いとる。