DeNAドラフト1位の桐蔭学園・森敬斗内野手(17)がハマのニューヒーロー襲名に意欲をみせた。

横浜市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1億円、年俸1000万円で仮契約。背番号は空き番号の中で1番若く、かつて高木由一や中根仁、多村仁志らがつけた「6」に決まり「(高校時代と同じ)6番をつけられるのはうれしい。空いている番号の中で一番良い番号をつけさせていただくということで、その期待に応えられるように頑張りたい」と笑顔をみせた。

メジャー挑戦する筒香とは入れ替わりの入団となる。森が「プレースタイルは違いますけど自分が活躍して、何年後かには筒香さんを超えられるような選手になりたい」と意気込めば、吉田球団代表補佐兼スカウト部長も「3拍子そろった好選手なのでスター選手に、DeNAの看板選手になってほしい」と期待した。

くしくも仮契約を結んだホテルは、ラグビーワールドカップ(W杯)決勝の舞台、日産スタジアムから目と鼻の先。周囲はラグビーファンであふれ返った。そんな雰囲気と対照的に現在、野球は競技者人口の減少が問題となっており、筒香もそれを懸念していた。森も「子供たちに夢を与えられるように。ああいう風になりたいという子たちが増えて、野球人口も増えていったらいいと思います」と力を込めた。(金額は推定)【千葉修宏】