ロッテ有吉優樹投手(28)が4日、ZOZOマリンで契約更改に臨み、800万円減の3400万円でサインした。

今季は開幕ローテーションを勝ち取ったが、4月に右ひじ鏡視下関節クリーニング術を受けた影響で、0勝2敗、防御率13・50。2試合の登板にとどまった。「今年1年間投げてないんですけど、手術して最後の方はフェニックスリーグで投げさせてもらったので、『来年はしっかりいける』と僕の方からも話させてもらった」と話した。

昨オフから右肘に違和感を感じたまま、シーズンを迎えた。キャンプ中は歯磨きなども苦労するほどだった。「僕が無理をしてチームに迷惑をかけてしまった」。手術で取り除いた関節遊離体(ねずみ)は小指の爪ほどの大きさがあった。

リハビリ中には種市や岩下など若手が活躍する姿を見て、悔しい思いをした。終盤CS争いをするチームの映像を見られないほどだった。来季に向けて「今シーズンは悔しい思いをした。それは野球にしかぶつけることはできない。来年結果で示すしかないと思う。元々、恵まれた環境で野球をやってきた方ではないので、反骨心というかそういうのを持ってやっていければ。どんな形でも1軍にいないと意味がない。先発希望とかではなく、もちろん中継ぎで必要としてくれるなら中継ぎでも投げますし、ロングでも投げるという思い」と活躍を誓った。(金額は推定)