ロッテが23日、パンアメリカ・ドミニカ共和国代表で今季は同国空軍に所属したホセ・アコスタ投手(26)今季BC・富山でプレーしたホセ・フローレス投手(30)と育成選手契約を結んだと発表した。

アコスタはロッテがドミニカ共和国で行ったトライアウトで平均球速97マイル(約155キロ)をマーク。代表では164キロを記録したこともあるという。松本尚樹球団本部長(49)は「プロ経験のないアマチュアの選手。ドミニカ代表では先発していた。今はニカラグアのウインターリーグでクローザーをしている。適性としてはどちらもいける。報告ではスライダー2種類とチェンジアップも精度が高い」と期待した。

フローレスは今季先発として22試合に登板。9勝7敗、防御率2・00の成績を収めた。10月に行われた入団テストでは岡、藤岡、宗接を相手に12打席のシート打撃に登板。最速150キロを計測し、2安打1四球3奪三振だった。同本部長は「フローレスはクイックもできる。(入団テストの)2日目のブルペンで『クイックを見てください』とクイックをアピールした。そういう日本で成功したい気持ちを感じた。その意識の高さが成功につながる」と評価した。

野球協約の「日本プロ野球育成選手に関する規約」の第9条3項には「本年度26歳以上となる新入団外国人選手を育成選手から支配下選手へ移行する場合の期限は、3月末日までとする」とある。仮に来年3月での支配下登録がかなわなかった場合は、1年間2軍でプレーし、翌年以降の支配下登録を目指す方針だ。