阪神新外国人のロベルト・スアレス投手(28=ソフトバンク)が、キャンプ初の打撃投手を務めた。

ブルペンで梅野相手に17球を投げると、メイングラウンドへ移動しサンズ、ボーアら打者5人を相手に32球を投げた。力強い直球で詰まらせるなど安打性の当たりは0。「スピードが出ていたし、感じは良かった。90%ぐらいのつもりで投げていた」と手応え十分だった。

投球を受けた梅野も直球の威力に太鼓判を押した。「球に力があって、変化球もいろんな球種を器用に投げるタイプ。力感もあって、球もスピード感を感じます」。ソフトバンク時代の17年に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術を受け昨季は0勝に終わったが、最速161キロの直球の輝きが戻りつつある。コーチ陣に「実戦に早めに入れてくれ」と直訴するなど調整は順調な様子。今後はシート打撃登板を経て実戦に臨む予定だ。