ソフトバンクの先発ローテ「6枠目」を目指す松本裕樹投手と二保旭投手のサバイバル戦は、「延長戦」に突入した。

先発した松本は広島安部に1発を許したものの、3回3安打1失点投球。直球は自己最速となる152キロをマークするなど、力強さも見せた。松本は投球自体には納得しなかったが「変化球は悪くなかった。1失点は次につながると思う」と話した。

2番手で登板した二保は3回1安打無失点。低めへの変化球を駆使し、9アウト中6つがゴロで打ち取るなど巧みな投球を見せた。「四球を出さなかったのが収穫。(松本とは)お互いに切磋琢磨(せっさたくま)して頑張れたらいい」と納得の表情だった。

工藤監督は「松本はボールが暴れていたけど、微調整の範囲。二保はよかったね。2人とも順調に来ていると思う」と話した。開幕延期でローテーション確定には時間がある。サバイバル戦はまだまだ続きそうだ。