昨年12月に国内フリーエージェント(FA)権を行使したロッテ松永昂大投手(32)が、残留濃厚となっていることが23日、分かった。今月中に契約し、2月1日からの石垣島キャンプにも1軍メンバーとして参加するとみられる。FA宣言の際は「残留するにしても出て行くにしても、自分の今の立場から新しい経験ができると思う」とコメント。ロッテとは1月に入ってから交渉を本格化していた。

昨季は左肩のコンディション不良もあり、登板は5試合。球団関係者によると患部は回復しており、球団施設で自主トレを精力的に行っている。13年の入団1年目から7年連続で40試合以上に登板するなど、通算359試合で防御率2・91。海外FA権を行使した沢村の去就は未定ながら、左腕の残留で益田、唐川、ハーマンらの救援陣はバランスが取れ、厚みを増す。