故障で戦線離脱していたロッテ田中靖洋投手(34)が25日、2軍公式戦で実戦復帰した。

この日は8回にリリーフ登板。楽天の横尾、和田、岩見の右打者3人を9球で3者凡退に抑えた。得意のシュートは145キロ前後をマーク。スライダーでも空振りを奪うなど、持ち前の投球を見せた。

田中は5月18日に左内腹斜筋損傷と診断され、復帰まで6~8週間の見込みとされていた。

今季は1軍で16試合にリリーフ登板し、1勝4ホールド。救援陣に左腕や変則タイプがそろわない中、打者の手元で動く球を駆使しながら、大事な局面に登場する場面も多かった。今後1軍復帰となれば、貴重な戦力になりそうだ。