巨人山口俊が1球に泣き、1発に沈んだ。日本復帰2戦目は、8回1死まで無安打投球。ストライク先行でテンポ、リズムともに申し分なし。失策、四死球で出した走者も二塁を踏ませない投球だった。両軍無得点だった8回1死。広島野間をカウント1-2と追い込み、内角を狙った149キロ直球を痛打された。「そこまで強い打球をイメージしてなかった。カウント有利だったので、もう1個丁寧にボールでもいいみたいに投げられれば良かったのかなと」と悔やんだ。

久しぶりぶりの東京ドームのマウンドは、黒星も8回1安打1失点、10奪三振の好投。「1点でも、やっぱり負けは負けなので。次は反省していきたいと思います」と自身の失点だけを注視。原監督も「非常に球の走りも良かった。いい投球をしたけど、まあ野球の難しさというところでしょうな」とした。どすこい右腕の黒星でチームの連勝も8でストップ。仕切り直す。