中日の前半戦最終カード負け越しが決まった。今季の開幕投手、福谷浩司投手(30)をマウンドに送ったが、坂倉に4号3ランを被弾するなど4回7安打4失点でKO。12日にエース大野雄も4回4失点降板と、今季の先発2本柱で痛恨の連敗を喫した。

与田監督は「彼らへのチームの期待は大きい。6、7回を1、2点で抑えて欲しい期待はある。彼らがうまくいかないときに打線でカバーできたり、その逆の流れになればいいが」と、歯車がかみ合わずにカード勝ち越しが止まったことを悔やんだ。

5回から登板の2番手橋本も1イニング持たず3失点。前半戦最後の試合になる14日広島戦に敗れると、自力優勝がなくなる可能性もある。先発はチーム勝ち頭7勝の柳。指揮官は「明日は何とか勝ちたい」と、必勝を期した。

▽中日阿波野投手コーチ(福谷について)「序盤に長打で失点する投球が続いた。後半戦へ向け制球の精度や、打者とのタイミングなども改善しないといけない」

▽中日福谷(坂倉に3ラン被弾など4回4失点で9敗目)「坂倉選手に投げた球はありえない球でした。守ってくれた野手に申し訳ない」