無傷の6連勝中の阪神ジョー・ガンケル投手(29)が、5回7安打3失点でビハインドの場面での降板となった。5回に代打を送られ降板すると、6回には秋山拓巳投手(30)が、シーズンでは16年8月26日ヤクルト戦以来となる、中継ぎマウンドに上がった。

ガンケルは2回、先頭の宮崎から3連打を浴び無死満塁のピンチ。後続の伊藤光、今永を抑え2死までこぎ着けたが、桑原に2点先制の右前適時打を浴びた。近本の6号ソロで1点差に迫った4回は大和、伊藤光に連打を浴び、1死二、三塁から、投手の今永に3点目の中前適時打を許した。いつもは制球力抜群の右腕も、序盤はボールがばらつく場面もあり、少しいら立つ様子もあった。降板後は「今日はランナーを背負う場面も多く、リズムの悪い投球になってしまった。攻撃にもいい流れを持ってくることができなかったし、チームに申し訳ないね」と反省しきりだった。

ガンケルはここまで11試合に登板し6勝0敗。「前半はチーム全員でいい野球ができていたので、最後の試合を勝てるように頑張っていきたい」と意気込んでいたが、前半戦最後の登板は少し悔しいマウンドとなった。