阪神糸井嘉男外野手が30代ラストデーにエキシビションマッチに初出場し、3打数2安打とハッスルした。31日で40歳となるチーム最年長は「全力で頑張るだけです!」とコメントした。

「6番DH」で先発し、4回1死の第2打席で西武渡辺の初球を振り抜き中前打を放った。2死一、二塁となって渡辺が一塁手がベースカバーについていない一塁へけん制。白球がファウルゾーンを転々とする珍プレーの間に糸井は二塁から激走して生還した。

7回にも直球を捉えて右前打と若手の中で存在感を示した。ベテランの活躍を矢野監督も大歓迎した。「今日も偽装スクイズとか、最後のスライディングとか、そういうところでもしっかり走れているというのは、体の状態もいいみたい。嘉男が元気だとベンチも盛り上がるんでね」。不惑を迎えても糸井はフルスロットルだ。