阪神2軍はウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(甲子園)で投打とも振るわず1-5で敗れ、ファーム新記録を更新してきた連勝が「18」でストップした。先発二保が4回4失点、7月28日以来、49日ぶりの敗戦で、首位の座もソフトバンクに譲った。平田2軍監督は「みんな気を抜くことなくしっかり守って、ただ結果が負けた。また明日の切り替え。選手たちもまた奮起」と、16日の同戦での首位奪回に意欲を見せた。

2軍調整中の佐藤輝は4打数無安打3三振に抑えられた。3つの三振はいずれも変化球を振らされた中途半端なスイング。11日の同広島戦では左中間フェンス直撃の二塁打を放ったが、それを最後に9打席安打なしと調子を上げ切れない。 「良かったときに戻れるように。明日につながるように、明日は打てるように頑張りたい」。佐藤輝は力を込め、試合後に約30分間の居残り特打を敢行。13本の柵越えを含む68スイングで汗を流した。平田2軍監督は「(3三振は)別にいい。三振することをどう思うとかじゃないし、そのために今、ファームでやっている」と苦しむルーキーの背中を押した。佐藤輝もチームも16日は、出直しの快音&快勝といきたい。【前山慎治】

▽阪神佐藤蓮(0-4の5回から登板し、2イニングを2奪三振無失点)「感覚は悪くないので、今やっていることを継続していきたい。ルーキーらしく、ガツガツやっていきたい」。