日本ハム斎藤佑樹投手(33)が4-3の7回無死から2番手で現役最後の登板。名前がコールされ、入団当初に使っていた登場曲NYCの「勇気100%」が流れると場内は大きな拍手に包まれた。 福田に対し1-2と追い込むも粘られ、最後は3-2からの7球目、125キロのツーシームが外角に外れ四球。打者1人でベンチに戻り栗山監督と言葉を交わすと、涙を流した。

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日本ハム栗山監督の“予言”が的中した。試合前の囲み取材で、引退試合で登板する斎藤について問われ「それこそ、あいつらしいと思うよ。四球。ストライクが入らなくて苦しむっていうのも、それは、それで、いいんじゃない。それがプロ野球。そんなに簡単じゃない」と話していた。右肘は、すでにボールを「投げられるかどうかも分からないくらいの状態」という。「その代わり一生懸命やって欲しい」と願っていた指揮官。「プライドを捨てて、一生懸命にはいつくばる姿を見せてくれって何度も言ってきた。本当に、よく頑張ったね」と、ねぎらい、試合後には「これからは、キラキラ輝いて、笑顔でヒーローになって、皆に勇気と元気をお願いします」と第2章を期待した。

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