若鯉躍動!! 広島の3年目林晃汰内野手(20)が、甲子園初本塁打となる先制の9号ソロを放った。

「8番三塁」で先発出場。両軍無得点の3回1死から、秋山の外角137キロ直球を逆方向へはじき返し、左翼席に放り込んだ。名門・智弁和歌山出身の大砲の甲子園でのプロ初ヒットが貴重な先制弾となり「思い切っていきました。自分のスイングで強く打つことが出来ました」と振り返った。

今度は3回2死から2年目宇草孔基外野手(24)が、内寄りのフォークを完璧に捉え、右翼スタンドに飛び込むプロ初の2戦連発となる4号ソロでリードを2点に広げた。「とにかく玉村の援護点になってよかったです」とコメントした。

チームはここ9試合で8勝を挙げ、3位巨人を猛追して3ゲーム差に迫った。残り8試合1つも負けられない状況の中、今季8度の対戦で2勝5敗と苦しんでいた天敵秋山から若鯉2人の1発で、好スタートを切った。