2位阪神は追い上げ及ばず、痛恨の黒星を喫した。引き分けを挟んでの連勝は2でストップ。

シーズン7試合を残して、首位ヤクルトとのゲーム差は3に開き、ヤクルトの優勝マジックは「4」となった。

先発の秋山拓巳投手(30)が誤算だった。試合前時点で今季広島戦8試合先発で5勝2敗、防御率1・64。チーム屈指の「カープキラー」が5回3被弾と勢いに乗れなかった。

3回は8番林に先制の左越えソロ、1番宇草に右越えソロを献上。4回は4番鈴木誠に左中間ソロを浴び、5回3失点で7敗目(10勝)を喫した。

打線は背中の張りから4戦ぶりにスタメン復帰した4番大山悠輔内野手(26)が6回に左前打。3点を追う7回には7番メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が特大の8号左越え2ランを放ち、反撃ムードを高めた。

だが、1点差に迫った直後の8回、4番手ラウル・アルカンタラ投手(28)が鈴木誠にこの日2本目となる左中間ソロを許した。逆転Vへ、いよいよ窮地に立たされた。