日本野球機構(NPB)は14日、フリーエージェント(FA)有資格者として阪神梅野隆太郎捕手(30)、広島大瀬良大地(30)と九里亜蓮(30)の両投手、中日又吉克樹投手(31)ら97選手を公示した。

国内FAの資格を今季得たのは計23人。DeNA宮崎敏郎内野手(32)も取得したが、行使せずに残留を決めた。海外FAは巨人菅野智之投手(32)ら新たに11人が資格を手にした。日本シリーズ終了日の翌日から土、日曜日と祝日を除く7日以内に在籍球団に意思を伝えればFA権を行使でき、「FA宣言選手」として公示された翌日から交渉が可能。

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国内FA権の行使について熟考中の阪神梅野について、矢野燿大監督(52)は信じて待つ構えだ。まだ直接話をする場は持っていないが「球団も残ってもらう努力はしっかりしてくれると思う」と期待した。現役時代にFA権を取得した当時を思い返し「自分で得た権利で周りの評価聞きたいと俺も思ったし、そういうのはFAしかない。そういうのはリュウ(梅野)も今考えていると思うので」と心情も理解した。球団の交渉を見守りながら、正捕手の残留を願う。