楽天岡島豪郎外野手(32)は「3割クリア」を目標に掲げた。

26日、仙台市内の球団事務所で契約を更改し、2700万円増の5000万円でサイン。今季は126試合に出場し、打率2割8分0厘だった。来季へ向けては「3割を打てるように頑張りたい」と決意があふれた。

右肘、左肩などの故障から復活を果たした今シーズンは「頭をぶらさないように」という意識を強く持って、打席に立ち続けた。ブレをなくして、目線が安定。ボールをうまく捉えられるようになり、いい手応えをつかむ。同時に「最後の10試合」に課題も見えた。「しんどかった」とやりたいバッティングができなかった。「最後頑張れるように、バッティングの芯を見つけられるように」。調子を崩した時も、安定した打撃を継続できることを目指していく。

ベテランの域に入っていくが、「自分の体もまだまだ元気。若手に負けないようにという気持ちで常にやっている」。まだまだ向上心はおとろえない。取り戻したレギュラーの座を渡す気もない。規定打席到達では初となる3割、キャリアハイを出すつもりだ。(金額は推定)