球春到来-。プロ野球12球団のキャンプが今日1日から、宮崎、沖縄の両県でスタートする。ちまたの話題は日本ハムの新監督、新庄BIGBOSSの独占ムードだが、それだけじゃない。本紙12球団の担当記者が、独断と偏見で各キャンプの見どころを紹介した。こちらはパ・リーグ編。

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オリックス 日本一を狙うオリックスは「近隣キャンプ」で戦力増を狙う。A班とB班が練習する球場は隣接しており、当日にメンバー変更が可能。ブルペンは1カ所で、バッテリー全員が円滑にコミュニケーションを図ることができる。中嶋監督も、両班の視察に歩き回る予定。

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ロッテ 野手陣の底上げが注目ポイントになる。特に二塁は、4年連続全試合出場の中村奨が不動の存在。本人も年明けに「少しのチャンスも与えないように」とさらなる飛躍を口にする中、誰が追いすがるか。小川、三木、福田光らにドラフト2位池田も争いに加わる。

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楽天 杜(もり)の都のゴジラにも目が離せない。ドラフト2位安田悠馬捕手(21=愛知大)は、185センチ、105キロの恵まれた体格。鍛え抜かれた屈強ボディーからどんな打球を飛ばすか注目だ。「4番捕手」の目標に向かってアピールするルーキーに期待したい。

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ソフトバンク 藤本新監督は「競争」を掲げ、例年より実戦形式の練習を早めてアピールを求める。コロナ禍の影響もあって、1軍にあたるA組には2年目の井上ら若手も数多く抜てきされており、台頭に期待がかかる。特別チームアドバイザー兼務の王会長の動きにも注目だ。

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日本ハム 中堅手のレギュラー争いに注目。新庄監督は、中堅手を軸にスター候補を模索中。抜群の身体能力を誇る4年目の万波を筆頭に、俊足自慢の五十幡ら横一線の争いになる。BIGBOSSの現役時代の定位置を射止めるのは、誰か。

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西武 新型コロナや故障明けで一部メンバーがA班から離脱の事態。しかし、投手、野手問わず、ポジションが確立されていない選手にとっては絶好のアピールチャンスにもなる。隅田、佐藤の両左腕ルーキー含め新戦力が巻き返しのキーマンとなれる可能性を示せるか。

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