阪神の新守護神候補、カイル・ケラー投手(28=パイレーツ)が甲子園で初めてシート打撃に登板し、来日のために習得した新球「スラッター」を披露した。

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江越の2度目の打席だった。フルカウントから、外角へ鋭く縦に変化させ空振り三振を奪った。スライダーとカットボールの間のような球で「(得意球の)カーブとちょっと軌道も違うので、打者の目線を変える意味でも有効。感触はよかった」と手応え十分。空振りした江越は「真っすぐに見えて、キュッと曲がる」と驚いた。

矢野監督ら首脳陣が見守る中で、打者8人に対しクイック投球も交え33球で安打性3本、2奪三振、2四球だった。矢野監督は「今日見ても大丈夫やなと思う。スアレスの穴を埋めるような1個1個のボールはあるんじゃないか。次は博多で1試合投げてみて」と話し、15日からのソフトバンク2連戦(ペイペイドーム)で実戦デビューする。