広島が阪神に逆転勝利し、4連勝で首位に浮上した。今季阪神戦8試合で7勝1分けと負けなしだ。

昨季まで苦手とした阪神秋山から1回に幸先良く1点を先制した。その裏、3安打を集中されて2点を失い逆転を許した九里だが、尻上がりに調子を上げた。2回以降は追加点を与えず、5回1死二塁のピンチも切り抜けた。

先発九里の粘りの投球に打線が応えたのは、1点を追う6回1死一塁。小園が左腕渡辺に追い込まれながら、3球続いたスライダーを捉えた。右中間を破る適時三塁打で同点。さらに続く末包の浅い中飛に、三塁小園がタッチアップして勝ち越しに成功した。

7回1死満塁のピンチは九里がマルテを空振り三振。2死満塁で4番佐藤輝は代わったターリーが3球三振に切った。接戦を勝ち切って、4月18日以来の首位浮上。こいのぼりの季節が終わっても、コイの季節は終わらない。

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