日本ハム吉田輝星投手(21)が、甲子園で公式戦初先発する。5日の「日本生命セ・パ交流戦」の阪神戦で先発マウンドに上がる。

金足農(秋田)のエースとして「カナノウ旋風」を巻き起こした18年夏の甲子園のように、超満員の観衆の前で、4年前に一世風靡(ふうび)した「侍ポーズ」の復活も予告。熱投で3連敗のチームを救うとともに、古巣相手に連敗した新庄剛志監督(50)にも聖地初勝利をプレゼントする。

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先発前日から、吉田の心は高ぶりまくっていた。「やっぱり高校の時にやってるし、ちょっと特別な球場ではあります」。4年前の夏。第100回記念大会で金足農のエースとしての熱投があったから、今がある。当時、中堅手に向かってシャキーンと刀を抜く「侍ポーズ」も注目を集めた。「あれ、やろうかなぁ。やるなら最初にマウンド上がった時ですね」と、歯切れよく予告した。

5月21日西武戦の試合前に、新庄監督から甲子園先発を通達されて「しゃあ」とガッツポーズして喜んでいた。「いきなり(新庄監督から)呼ばれて『甲子園3つ目、先発ね』みたいな」。前触れのないサプライズ通達で、一気にテンションが上がった。

チャンスを得られたのも、中継ぎとして確かな結果を積み上げたからだ。「中継ぎだと全力で1イニングを抑えるだけ。変に手を抜く癖とかがなくなったので、そのまま何イニングも続けていければ」と、ブルペン経験も生かすつもりだ。

BIGBOSSも「4年前の自分を思い出してもらって、元気はつらつとマウンドで踊るように」と期待した。本格的な先発調整はしていない吉田だが、新庄監督が求めるのは「もちろん勝てる(権利が得られる)5回は投げてほしい。5回良かったら、6回。で、6回良かったら、7回は…ない(笑い)。マックス6回。ノーヒットノーランしてても6回」と、聖地初勝利を背番号18に託す。

吉田も「とりあえず行けるところまで全力でいきたい。せっかく甲子園で満員なので、精いっぱい楽しんでいきたい」。特別な舞台で思う存分、右腕を振る。【木下大輔】

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