どすこいパワーで全国席巻!! 2大会連続15回目出場の富士大(北東北大学)は「山川伝説」を力に変える。昨年は初戦突破も、2戦目で国学院大(東都大学)に惜敗した。6日の初戦は大商大(関西6大学)と対決。安田慎太郎監督(37)は「戦い方を変えるのはない。メンタルの持っていき方。準備です」と強調した。

同校では、パ・リーグ本塁打王2回で今季も18本塁打を放っている西武山川穂高内野手(30)も技量を磨いた。当時の猛練習ぶりはいまも、後輩の語り草になっているほどだ。主将の川村怜史外野手(4年=長崎総合科学大付)は「山川さんは、すごく陰で練習していたと聞く。プロに行く選手でも、それだけの努力をしていると、選手に伝わっている。努力の大切さを感じています」と強調した。

大学時代の山川は、ナインが寝静まった深夜、グラウンドでバットを振っていたという。川村は衝撃の続きを明かす。「グラウンドで寝ちゃっていた、ということも聞いた。それだけの努力をされているのだと聞きました。上の先輩から受け継がれた話で…」。規格外の逸話も同校の誇りだ。

今秋ドラフト候補の金村尚真投手(4年=岡山学芸館)を擁し、打線もバックアップする。川村は「冬場は外、雪が積もって野球できない。ハードなトレーニングをしてひと冬越えて、いい打者が出てくるのが富士大の強みです。負けたら終了のトーナメント。1人1人が、いかに勝ちに執着できるか」と気合十分だ。東北の雄が関西の強豪校と相まみえる。【酒井俊作】