日本ハム新庄剛志監督が、シーズン中では初めて「ビッグボスカーテン」を敷いた。

札幌ドームで行われた全体練習。ウオーミングアップ、キャッチボール後に報道陣を完全シャットアウトして約2時間、エンドランなどケース打撃が行われた。交流戦明けのスタートダッシュへ、得点力アップが狙い。「点を取るために幅を広げたいっていう練習。なかなか高度な作戦だから、なかなかうまくはいかないと思うけど、やる価値はあるかなっていうような練習」と遠回しに説明。「まあ、なかなかうまくいかないですね」と苦笑いも「いつも言っているように、エンドランのサインが出て、『転がせ』だけが俺の狙いじゃないから。本格的なピッチャーが投げて、意外とライナー性のヒット打ってたんですよ。そういうのからつかんでもらいたいという練習でもあった」と狙いを話した。

 

○…交流戦を終え、新庄監督は「しっくりくる打順が。まだ試している段階」と頭を悩ませている。19、20年にリーグ最高出塁率に輝いた近藤が、故障離脱中なのも理由の1つ。「近藤君とか戻ってきたら、また打順が変わってくる。全員が全員、調子がいい時期は続かない。それをうまいこと良くなりそう、悪くなりそうっていうのを俺が判断して打順を組んでいけば面白い」と模索している。