西武ルーキー滝沢夏央内野手(18)は、17日のリーグ戦再開後も1軍でひとまず経験を積んでいく。

正遊撃手の源田が復帰を果たしたが、辻発彦監督は交流戦明けも「上にいます」と明言。練習では遊撃だけでなく、三塁や二塁でもノックを受ける姿がある。指揮官は「やっぱり二遊間を守れてしっかり守れる。俗に言う守備固めは、滝沢以外に存在しないからね」と理由を話した。高い守備力、俊足は1軍の戦力として十分。その上でベンチが続き、実戦不足とはならぬよう、イースタン・リーグに出場する親子ゲームも含め、最適な形を模索していく。

身長164センチの滝沢は、5月13日に育成から支配下に登録され、即1軍昇格で「2番遊撃」でスタメン。これまで25試合に出場し、70打数17安打の打率2割4分3厘。源田が故障によって不在の間、その穴を最小限にとどめる活躍を見せた。

ただ辻監督は「ずっと(1軍で)行こうとは思っていない」とも補足した。「まだまだ1年目だし、あの体だからね。体力的にまだまだだと思う。使い方、そこを加味しながら、これから考えていきたい」と続けた。

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