明大は最終カードの法大から勝ち点を奪い、優勝戦線に生き残った。負けたら終わりの一戦。今春がリーグ戦初出場の控え捕手、明大・中山琉唯(4年=常総学院)が代打で登場。8回に均衡を破る決勝2ランで試合を決めた。敗れた法大は、4位が確定した。
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苦労人の劇的決勝2ランで優勝戦線に生き残った。
2-2の8回1死二塁。明大の中山は「チャンスの場面で選んでいただいたので」と、2日連続で好機に代打を任された。26日にリーグ戦初安打初打点を記録したばかり。その日と同じ法大・吉鶴翔瑛投手(4年=木更津総合)の低めスライダーをすくいあげ、高々と左翼席へ運んだ。「まさか入ると思っていなかった」と、二塁まで全力疾走。ダイヤモンドを1周してベンチへ戻ると、田中武宏監督(63)に出迎えられ、抱きしめられた。指揮官は「あんなことやってくれたらね。もう、ありがとうございますって。初めて帽子を取って選手に頭を下げました」と感謝した。
中山は2打数2安打3打点と勝負強さが光る。守備では控え捕手として、主にブルペンで投手陣の球を受けてきた。チームは早慶戦の結果次第で、優勝の可能性も。「優勝の望みはつないだので。良い結果になるように準備するだけです」。視線は、早大との優勝決定戦へ。チーム一丸で来たるべき瞬間に向け、準備を進める。【佐瀬百合子】
▼優勝の行方 優勝の可能性は早大と明大の2校に絞られた。最終週の早慶戦で、早大が慶大から勝ち点を挙げれば早大が優勝。慶大に1勝2敗で勝ち点を落とした場合は、6月5日の優勝決定戦で明大と直接対決。慶大に0勝で勝ち点を落とすと、明大の優勝が決まる。



