巨人が電光石火の攻撃で4連勝を決め、首位広島にゲーム差なしの2位に肉薄した。初回に4点、2回に3点を奪い、ヤクルトに7-3で快勝。トップバッターの丸佳浩外野手(35)が7号2ランを含む4安打と大暴れし、打線をけん引した。先発菅野智之投手(34)が5回5安打3失点(自責2)で7勝目をマークし、チームも今季2度目の同一カード3連勝を飾った。阪神がDeNAに逆転サヨナラ勝ちしたことで、首位広島から4チームが1ゲーム差内にひしめく混セの様相を呈してきた。

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先手必勝で押し切った。三塁側ベンチから引き揚げながら、阿部監督は言った。「それがすべてですよね。初回の大量得点もそう。初回にあれだけ打ってくれているから」と丸の活躍をたたえた。初回で4得点。大きなアドバンテージとなる口火を切った。

リードオフマン丸の1本が先制攻撃の号砲となった。2ストライクと追い込まれてから2球ファウルで粘り、6球目を中前打とした。「1打席目からチームに勢いを与えることができた」とうなずいた。「その日の1人目の打者は後ろの打者にいい意味でも悪い意味でも影響を与える」が、丸の1番打者論。1番打者での第1打席は、打率3割7分3厘、出塁率3割9分6厘と高い数字をマークする。その1本から打線が連なる。吉川の右前打の後、岡本和が先制の2点適時打、大城卓が2ランで続いた。

突き放したのも丸だった。2回1死二塁、バックスクリーンに7号2ランを放り込んだ。4回1死からは右前打でプロ野球史上63人目の通算3000塁打も達成した。猛暑の七夕の夜に大活躍。「日本の平均気温が3度くらい下がってくれたらうれしい」と充実感に浸りながら願い事を笑顔で口にし、大粒の汗を拭った。

新風を掲げるチームの大願は「奪回」となる。今季は初回に得点すれば、12勝3敗と勝率8割。立ち上がりに先制パンチを決めることが、勝利の青写真を色濃くする。ヤクルト戦の3連勝も、5日は4点、6日は2点、この日は4点と3日連続の初回得点が勝因だった。9日からはマツダスタジアムで広島2連戦。今季0勝4敗2分けの鬼門を破りにかかる。【上田悠太】

◆通算3000塁打=丸(巨人)◆7日のヤクルト14回戦(神宮)の4回、小沢から右安打を放って達成。プロ野球63人目。初塁打は広島時代の10年9月21日ヤクルト19回戦(マツダスタジアム)で記録。

▼大城卓(初回に3号2ラン)「(岡本)和真がランナーをかえしてくれて、少しは楽に打席に入れました。いい形で捉えることができたし、ホームランになって良かったです」

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