西武が元ロッテ1軍ヘッドコーチの鳥越裕介氏(53)を来季の1軍ヘッドコーチに招聘(しょうへい)する方向で調整していることが23日、分かった。
松井監督の休養を受け、5月下旬の交流戦から渡辺GMが監督代行を兼任したが、3年ぶり8度目の最下位が確定。渡辺GM兼監督代行が監督職を今季限りで退任することが決定的となり、平石洋介1軍ヘッドコーチ(44)も今季限りで退任することが判明した。その後任として、指導者として実績十分で若手指導に定評もある鳥越氏に白羽の矢が立った。
来季の監督には、西口文也2軍監督(51)が内部昇格する方向で調整していることも明らかになった。球団は夏前から後任探しに着手。外部招聘の可能性があったが、現状の戦力を把握した上で課題設定できることを主眼に置いて内部昇格を判断。現役時代に西武一筋21年を過ごし、引退後の17年からコーチに就任。通算182勝を挙げた元エースに、再建を託すことになった。シーズン中でもあり、西口2軍監督はこの日の2軍戦後は無言を貫いたが、シーズン終了後の就任発表で調整が進んでいる。
今季は球団史上最速の39試合目で自力Vが消滅し、最下位に沈んだ。歴史的な低迷からの脱出へ-。「西口-鳥越」体制で、獅子の再建を期す。
◆鳥越裕介(とりごえ・ゆうすけ)1971年(昭46)7月1日生まれ、大分県臼杵市出身。臼杵-明大を経て93年ドラフト2位で中日入団。97年に遊撃手でシーズン守備率9割9分7厘のプロ野球記録を樹立。99年途中にトレードでダイエー移籍。06年現役引退。翌年からソフトバンク2軍コーチを務め、2軍監督や1軍コーチを歴任。18~22年はロッテで1軍ヘッド、2軍監督を担当。189センチ、94キロ。右投げ右打ち。
◆西口文也(にしぐち・ふみや)1972年(昭47)9月26日生まれ、和歌山市出身。県和歌山商-立正大を経て、94年ドラフト3位で西武入団。96年から7年連続で2桁勝利を挙げ、97年MVP、沢村賞。最多勝2度、最多奪三振2度、最高勝率1度。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞3度。15年に現役引退し、17年に2軍投手コーチで復帰。1軍コーチを経て22年から2軍監督。182センチ、77キロ。右投げ右打ち。



