10年目の楽天堀内謙伍捕手(28)が、プロ初本塁打をかっ飛ばした。3-0の6回2死一塁、ソフトバンク有原の初球、カットボールを捉えた。「芯に当たってたので、越えてくれと思った」とリードを広げる1号2ラン。「最高です」。右翼テラス席に吸い込まれたのを見届けると、右手でガッツポーズを決めた。
1軍通算124試合目、246打席目で待望の1発が飛び出した。「あんまりホームランは意識せずやってきた。いい感じで捉えて、その結果がホームランになった。これからも意識せずに、しっかり間を抜くようなバッティングができればいい」。戻ってきた記念球は「両親だったり、家宝にするのもありかな」と迷っている様子だった。
5回先頭では投手強襲の内野安打を放って出塁。15年ドラフトで同期入団の村林の適時打を呼び込んだ。守備では5投手をリードし、勝利に導いた。「最少失点で抑えられたので、この先もこういう試合を続けていけるように」と引き締めた。
チームでは長打力が持ち味の捕手安田が右手の骨折で長期離脱中だ。そんな中、4月12日に初昇格した堀内の打撃が光る。25試合で打率3割1分7厘、1本塁打、7打点と好調だ。静岡高時代には春夏3度の甲子園に出場も、プロでの実績は乏しい。「1試合1試合、死に物狂いでやっていくだけだと思う」。遅咲きの28歳が「打てる捕手」として猛アピールを続けている。【山田愛斗】



