ソブさんありがとう-。中日投手陣が、この日今季限りでの現役引退を発表した祖父江大輔投手(38)に完封リレーをささげた。打線は難敵の巨人山崎からボスラーが決勝12号ソロ。この1点を守り切り、チームは4位に浮上した。

先発の柳が祖父江の登場曲、TOKIOの「宙船」に乗ってマウンドへ。「山崎はセ・リーグで最高峰のスターター。先に点を与えないように」とゼロを並べた。6回2死満塁ではカーブで中山を一ゴロに打ち取り、ほえた。7回の藤嶋、8回のメヒアも「宙船」でマウンドへ。9回の松山は球場が暗転する演出のため通常モードで登板したが、柳、大野、藤嶋らとともに引退会見にも駆けつけるなど思いは同じだった。

井上監督は「祖父江は兄貴分としてみんなに慕われていた。みんな(登場曲を)使ってんなと。宙船を使って抑えられるなら、(今後も)やばいなっていう時は宙船をかけたれと思いましたけどね」と冗談めかしつつ「『祖父江さんありがとう』という気持ちが乗った試合だった」と熱投リレーを評価した。

残り20試合。阪神が勝ったため、リーグ優勝の可能性は完全に消滅した。だが、13年ぶりのCS進出へチームは盛り上がっている。柳は「毎日が負けられない試合なんで。僕らは経験がないので、みんな気合を1日ずつ入れながらやっている」とナインの気持ちを代弁した。

この日は左手関節骨折の手術明けとなった福永も3カ月ぶりに1軍合流。打てる手を惜しまず、チーム一丸で食らいつく。【石橋隆雄】

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