一部が緑に染まったマツダスタジアムでヤクルトの先発高梨裕稔投手(34)と古賀優大捕手(27)のバッテリーが躍動した。カード初戦を制し2連勝で貯金は9だ。
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ヤクルト古賀は今季が始まるまでに、試合中の支えになっているアーティストから2度パワーをもらった。ホームで流れる奇数打席の登場曲はサンボマスター「できっこないを やらなくちゃ」。昨季終了後には念願のライブにも行けた。
「改めてすごく雰囲気も良くて曲がいいなと。歌詞は感動する部分も勇気づけられるところもある。すごく励みになる。失敗したときに背中を押してくれる」
サンボマスターの楽曲はうまくいかなかった後に聞くことも、試合前に聞くこともある。長いシーズンを戦う中での支えとなっている。3月にはボーカル・ギター山口隆(50)が神宮でオープン戦を観戦。開幕直前に応援してもらった。
そんな古賀は昨季、打率2割8分も得点圏では1割2分1厘。「率は残せたかもしれないけど、やっぱり勝負強さがどうしても欠けていた」。課題として特に意識しオフも取り組んだ。
「3番に入ったから長打を打つというわけでもないと思っている。ランナーを進めたりチャンスメークだったりを求められている」
得点圏での結果を求めつつ変えていないのは「つなぐ意識」。主に6、7、8番を務めた昨季と同様に3番スタメンが多い今季も持つ。塁状況によっても変えずに徹底。結果として打点につながっている。
得点圏打率はここまで3割4分8厘と大幅向上。すでに12打点で昨季のキャリアハイまであと4に迫る。
「昨年はたくさん試合に出て得点圏でなかなか打てずに苦労した。今年は割り切っていけていることがいい結果につながっている」
今季はどんな状況でも諦めず声を出しプレーしている燕軍団の、新選手会長。昨季できなかったことを今年やれている。【塚本光】



