<オリックス7-0西武>◇7日◇京セラドーム大阪

 北川博敏内野手(40)の引退試合に先発したオリックスの前田祐二投手(26)は「いつもと違うプレッシャーがあって、それで集中できた」と言う。自己最長の8回を無得点に抑えて3勝目。「120点」と会心の投球を振り返った。

 緩急をつけて低めを突き、7回までは三塁を踏ませなかった。初完投、初完封も見えていた8回限りで降板したが「限界でした」と謙虚に話す。今季、プロ初勝利を含む3勝を挙げた左腕は「自信にもなるし、課題が1軍で見つかったのが大きい」と来季を見据えた。