開幕投手候補は万全!

 広島大竹寛投手(25)が21日、日南春季キャンプを行う天福球場で今季最多の217球を投げ込んだ。打撃投手を務めて精度の高いフォークを披露したほか、習得中のチェンジアップも試した。ブルペンでも精力的に投げ、この日で春季キャンプの投球数は合計で1000球を超えた。昨季まで4年連続で規定投球回数を突破しているタフネス右腕は、順調に調整を重ねる。

 メーングラウンドで打撃投手を務めて打者と真剣勝負したあとは、すぐさまブルペンへと歩を進めた。大竹の球を受けるミットからは音が鳴りやまない。あらゆる球種を投げ、136球を刻んだ。打撃投手で投じた45球などを合わせると春季キャンプ最多の217球に膨れあがった。実力派右腕も充実した表情で言う。

 「いい感じで投げられたと思います。集中して投げられましたね。217球でしょう。これは自分の背番号(17)に合わせてです」

 マウンドでは、順調な仕上がりぶりを示した。倉にフォークを投げて空を切らせるなど、沈む球は万全。昨年の秋季キャンプでブラウン監督から助言を受けて習得中のチェンジアップも試した。「今日はチェンジアップの抜け球が多かったけど、フォークは良かったです」と感触も上々だ。

 開幕投手候補の1人として、チームを支える自覚は十分だ。この日で春季キャンプの投球数は合計で1000球を超えた。小林投手コーチも「最後まで集中して質のいい球を投げられていた」と評価する。無駄のない理想的な投球フォームで投げられるから、最後まで球威は衰えない。心身ともに万全なエース候補が、シーズンに向けて準備を整える。【酒井俊作】

 [2009年2月22日11時59分

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