ヒップホップ歌手のAK-69(44)の約1年ぶりの新曲「Ride Wit Us」が、今場所からABEMAの番組「大相撲LIVE」の公式テーマソングとして採用されている。目標に向かって挑戦を続ける人たちの心を震わせる楽曲に仕上げた。親交の深い横綱照ノ富士が愛称である“ガナ”として歌詞に登場したり、ミュージックビデオにも出演している。
「7回転びゃ8回起きるぞ ガナならマイメン♪」という歌詞には、大関から序二段まで落ちながら復活し、横綱に上り詰めた男の生きざまを感じさせる。ミュージックビデオには露払いの錦富士と太刀持ちの翠富士を従えて、堂々と横綱土俵入りを披露する姿も収録した。
作曲に当たってAK-69は実際に伊勢ケ浜部屋を訪れ、稽古の様子を見学した。間近で感じ取った力士たちの気迫、稽古場の空気感を体感した上で制作に臨んだという。
千秋楽を待たずに8度目の優勝を飾った友へ。AK-69は「横綱ということで、皆から優勝して当たり前と思われる立場だと思います。その中で度重なるケガをおしてでも出場して、横綱としての責務を全うするという不屈の精神力が、今場所は表情にも出ていたし、本当に気合ほとばしる場所だったなと感じましたね。楽曲やMVでの共演直後に優勝という結果をもたらすっていうのは”持ってる”とともに、本当にものすごい努力が生んだ結果なんだろうなって、近くで見てても思わせて貰えた良い場所だったんじゃないかなと思います。本当におめでとうございます」とたたえた。【平山連】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)